むくみを単なる脚のだるさ程度に軽く考えていると、もっと恐ろしい下肢静脈瘤になる危険性があります。
下肢静脈瘤になるとだるさや痛みも増してきて、血管がコブのように浮き出てきて何より見た目が悪くなりますから注意が必要です!
むくみの原因は血管の逆流防止弁の衰え
そもそもむくみとは血管に余分な水分が溜まってしまい、血管の外へしみ出てしまう現象。血管には血液が逆流しないように防止弁がありますが、さまざまな原因で衰えてきます。
防止弁が衰えると水分が押し流されずに溜まってしまうので、むくんでしまいます。太もも、ふくらはぎ、足首、足の甲と広範囲にわたってむくみため、痛い、だるい、脚がつる、痒いなどの症状が出てきます。
むくみを放置すると、脚の静脈の壁が壊されて血管が浮き出たり、肌にコブのようなボコボコができてしまいます。
これが下肢静脈瘤という症状ですが、痛みがひどくなると最悪歩行困難になることもありますから要注意ですね。
こんな生活習慣・状況の人はむくみやすい
●立ち仕事や同じ姿勢でいることが多い
ずっと立ち放しだと重力の影響で血流が滞りやすくなるので、脚に水分が溜まります。また逆に座りっぱなしでも血流が悪くなるのでむくみやすくなります。
●水をあまり飲まない
水分が不足すると脱水状態になって腎臓に働きが低下するので、血液中に水分が溜まりやすくなります。
●出産したことがある
妊婦時にはホルモンバランスが崩れるため、むくみやすくなります。
●お酒をよく飲む
お酒を飲むと脱水症状が起こるので血液がドロドロになってむくみやすくなります。
今すぐできるむくみ対策
●立ち仕事が多い人は、1時間に一回程度いすに座るなどして足の負担を開放してあげます。
●座りっぱなしの人は、同じく1時間に一回程度立ち上がって、軽いストレッチなどが効果的。
●可能であれば、休憩時間などに横になって脚を高い位置に上げてみる。
●就寝時には枕を脚の下に置くなどして、脚の位置を高くする。
●普段から歩くなどの軽い運動をする。
●就寝時や日中に着圧ストッキングを着用して、血液やリンパ液の流れを促す。
普段からむくみを予防することが大切
いったん下肢静脈瘤になってしまうと、痛みや見た目がひどくなるだけでなく、圧迫治療やレーザー治療など、その後のケアは想像以上に大変です。
また、一度壊れた静脈や弁は修復されませんから、普段から血流を促すことを心がけてむくみを予防することが大切ですね。
エクスレッグスリマーのような着圧ストッキングは、むくみ防止にとても効果的なのでおすすめですよ!